Six Footsteps ~晴れ時々曇り~

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それでは昨日の続きを。
前の記事はこちら→狂犬病について

長くて面白くはないですが、
日本が置かれている恐ろしい現状が分かると思うので
是非、最後の狂犬病の実際の接種率だけでも
見ていただけると嬉しいです


3.日本の狂犬病予防の現状

まず、初めに日本においては昭和35年(1957年)を最後に
国内で狂犬病は発生していません。
(あくまで犬からウィルスが検出されたという事例の事です)
それは島国という地形的特徴および昭和25年(1950年)に制定された
狂犬病予防法によるものが大きいといえます。

狂犬病予防法では登録・予防注射、抑留、輸出入の際の検疫等が規定され、
それまでルーズであった管理体制の徹底を前面に出したと言えます。
 
具体的には登録によって飼い主を特定し野犬との区別化を図り、
予防注射では狂犬病の予防及び蔓延防止を目的とし、
また抑留では野犬や野良犬の一掃を、
そして輸出入では狂犬病を国内に入れないという狙いがあるようです。


つまり、日本における狂犬病予防は
1年ごとのワクチンの集団接種及び
海外から輸入される動物に対する徹底した検疫

の2本柱によって成り立っているといえます。

ちなみにかつて検疫はペットについては犬のみでしたが、
その後、猫やアライグマ、猿、フェレットなども
検疫の対象に拡大されているようです。


4.予防接種の現状
 
それでは、日本における狂犬病の予防接種率は実際のところどうなのでしょう?
ちなみにWHOによれば狂犬病の蔓延の防止には75%以上の接種率
望ましいとされており、それが基準の一つとなっているようです
 
では、日本の現状はといいますと、厚生労働省のHP内にある
狂犬病予防法に基づく犬の登録頭数と予防注射頭数等についてによれば、

<厚生労働省発表>
平成16年(2004年)の年度末時点でのデータ

 登録頭数     6,394,226頭
 予防注射頭数  4,781,678頭 
 注射率      75.1%  



ということになっています。
この数字を見てみると沖縄の接種率が低いことを除けば
西日本で低い傾向があるものの、
ほぼ全国的に70%以上であることが分かります。

しかし、その一方、国内でペットフードを製造または販売する企業
63社で構成されるペットフード工業会が4074サンプルから
推定した犬の飼育頭数は、

<ペットフード工業会発表>
第12回犬猫飼育率全国調査(2005年10月実施)

 犬の飼育頭数  13,068,000頭  



ということになっています。
厚労省発表の飼育頭数の3倍近い数字になっており、
一見すると、信じられないない数字ですが、
このペットフード工業会のデータについては厚生労働省の
愛玩動物の衛生管理に関するガイドライン 2006(PDF)でも触れられており、
実際には登録していない犬も多数いることを考慮すれば
より実数に近いといえるかもしれないですね。

そこで、このペットフード工業会の数字をもとに
厚労省が発表している予防注射頭数から
狂犬病の予防接種率を算出してみると

 接種率     36.59%

となります。いや~、これはさすがに愕然とさせられる数字ですね。
WHOが75%以上が望ましいとしている中で
この数字が実際の接種率に近いと仮定すれば 、
万一日本に狂犬病が入ってきた場合には
相当危険な状況に陥る可能性が高そうです・・・。

とにかくこの数字から言えることは唯一つです。
犬を飼っている人間は
自分達のためにも、そして愛犬のためにも
狂犬病の予防接種をしなければならないということです。


あ~、今日も長くなってしまいましたよ・・・。

狂犬病についての続きは以下。

狂犬病について 3


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コメント
この記事へのコメント
ドラえもんで泣いてしまいましたよ~v-406女を泣かせるとはヒゲ丸さんもなかなかやりますねぇ(笑)
狂犬病のこと、詳しく調べてますね~。読んで勉強しちゃいましたよ~。
2006/04/15(土) 23:37 | URL | ナルトママ #-[ 編集]
日本ではもう何年も発症例がないからしなくてもいい、という考えの人もいるみたいですね。
でも、海外から持ち込まれることもあるからということもわかってほしいものです。
2006/04/16(日) 00:25 | URL | 葵 #N1OpTHoY[ 編集]
摂取率低すぎますね。
何で予防しないでいられるのか、私には全然解りません。
以前から、外国にはその国や土地固有の野生の犬というのがいたりするのに、日本には野生動物の一種としての犬の位置付けってない気がしてましたが、そういう理由があるんですね。
それがいいかどうかは別にして、人が飼ってる犬なら、その犬のためにも予防接種はして欲しいです。
2006/04/16(日) 00:55 | URL | あわ #-[ 編集]
結構、怖い事実ですね。
トリビアです。満へぇ~です。
罰則規定があるなら、もっと取り締まればって感じですが、そこまで、手が回らないのかな。
うちはすでに『狂犬』ですが、予防接種行こうっと。。
2006/04/16(日) 10:24 | URL | 相棒 #-[ 編集]
流行で命と考えず、安易に一緒に暮らしたり、ヌイグルミのような感覚で一緒にいるから、このような傾向になるんじゃないでしょうかね。
近年、子供が子供を育てるようなもんですが、それなりの覚悟、責任を持たないとですよね。
人の躾けがやはり、先なのかなぁ?
2006/04/16(日) 21:32 | URL | ぷみまろ #-[ 編集]
そうだったのですね!
うちは今の子がセカンドオピニオンの為一時 病院を変えたことがあって
その際に獣医から
「今の日本では狂犬病のワクチンは必要はあまりないですよねー」
と言われ真に受けていました。
また病院をもとの病院にして時期的に狂犬病の予防接種の時期はきてないのでお話きいてないのですが きっと エキゾチックが入ってきているからと 進められると思います。現に北海道では 骨折したカンガルーが捨てられていたりアライグマ プレーリードッグ も捨てられていたそうです。しかもあの世界遺産の知床に。
ニュースにはなっていないけど 地元にすんでいる友人が保護したので教えてくれました。 そんな現状も考えるときちんと予防しなくちゃですよね。
2006/04/16(日) 22:01 | URL | たんぽぽ #-[ 編集]
コメントありがとうございます!
>ナルトママさん
ドラえもん、気に入って頂けたようで良かったです。
ドラえもんの最終回には色々なパターンがあるそうですが、
個人的にはこの終わり方はとても好きですね。
ちなみに今日の記事の中にある
クレヨンしんちゃんの話もなかなかですよ。

それとナルトママさんから見て、
狂犬病予防に関する記事の中で
ここがおかしいよというところがあれば、
是非指摘してやってください。
お願いします。

>葵さん
そうなのですよね。
確かに日本では半世紀近く発生していないので、
危機感はどうしても薄れていきますよね。

でも、今日本がおかれている現状を考えると
いつウィルスが国内に入ってきても
おかしくないような状態なのですよね。

とくに最近ではインドなどの流行地域にワクチン接種をせずに
旅行する日本人もかなりいるようですしね。

>あわさん
接種率は本当に低すぎます。
自分にもこの数字には本当に驚かされました。
というか、狂犬病の予防接種をしない飼い主が
こんなに存在することが信じられません。

日本では大正期に年間3500件の発生があったものの
ワクチン接種を義務付けることにより、
一時はは年間約10件程度まで押さえ込むことに成功したようです。
しかし、その後の太平洋戦争期にで予防対策が疎かになると、
一気に年間1000件の発生を許してしまったという過去があります。
そのため、戦後に行われた狂犬病予防対策は相当徹底したものになったようです。

こんな経緯があるので、日本には野犬がほとんど見られなくなったのでしょうね。

 
2006/04/16(日) 23:57 | URL | ヒゲ丸 #-[ 編集]
コメントありがとうございます!
>相棒さん
本当に怖い事実ですよね。
何と言うこともなく調べてみたのですが、
調べてみるといかに自分が置かれている状況が
危ういものかが分かりとても驚きました。

ちなみに狂犬病予防法には罰則(20万円以下の罰金)があります。
そして、取り締まりを行う「予防員」
という存在が規定されているのですが、
この予防員に自分は今まで会ったことがありません。
このようでは、罰則規定があっても
無意味なものになっても仕方ありません。

>ぷみまろさん
ぷみまろさんの言うとおりだと思います。
ペットブームという流行に流されて、
飼い主が最低限果たすべき役割すら
果たす事ができない飼い主が増えているのでしょうね。

一つの命を預かる以上、それなりの覚悟と責任を持つ
という意識を強く持たなければなりませんよね。

そう考えると、犬のしつけが悪いとか
行政の対応が悪いなど云々言う前に
まず、自分が飼い主として果たすべき役割を果たしているかということを
自らに問いかけながら生活していくことが大切な気がします。

>たんぽぽさん
こちらでは、初めまして。
コメントありがとうございます。

獣医でもそのようなことを言う人がいるのですか?
本当にビックリです。
その人は現状を理解していないのでしょうか・・・。

北海道では本州などに比べて自然が残っている分、
野生動物も多く生息しているため、
狂犬病が蔓延しやすい環境にあるかもしれませんね。

しかも、カンガルーやアライグマなど、
外来の生物が野生化しているとするならば、
狂犬病の脅威はかなり身近まで迫ってきているのかもしれません。

やはり、犬飼いの義務として、
そして何よりも愛犬を守るために
狂犬病の予防接種はしておきたいものです。
2006/04/17(月) 00:30 | URL | ヒゲ丸 #-[ 編集]
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